「タバコを吸っているとハゲる」
こんな噂を耳にしたことはありませんか?
残念ながら本当です!
もちろん100%確実にとは言えませんが、タバコが髪の毛の成長に悪影響を与えていることは間違いないようです。


今回はタバコがハゲの原因になる4つの真実をお伝えしていきたいと思います。
「タバコを吸うとハゲる」その理由は4つ
ニコチンによる血管収縮
タバコに含まれるニコチンには全身の血管を収縮させる作用があります。
髪の毛は根元にある毛母細胞が毛細血管から栄養素を得て細胞分裂を行うことで成長しています。
もうお気づきかもしれませんが、髪の毛の成長には十分な栄養が必要です。
血管が収縮してしまうと血行不良を引き起こし、十分な栄養素が髪の毛に届かなくなってしまいます。
DHT(ジヒドロテストステロン)増加
喫煙すると男性ホルモンが増加します。
これは1994年に発表されたハーバード大学の研究結果からも明らかで「タバコを吸う人は吸わない人より14%もDHT(ジヒドロテストステロン)の血中濃度が高い」ということが分かっています。
テストステロンも増えるのですが、とくに注目したいのがDHT(ジヒドロテストステロン)の増加率です。
DHT(ジヒドロテストステロン)は正常なヘアサイクルを乱し、男性ホルモン受容体(アンドロゲンレセプター)と結合することでTGF-β(脱毛因子)が産生されて脱毛指令が出されてしまうわけです。
これによって喫煙はAGA(男性型脱毛症)を発症するリスクを高めてしまいます。
活性酸素による細胞老化と防御本能
タバコにはニコチンや一酸化炭素などの有害物質が多く含まれていて、これらが体内に入ることによりその防御反応として活性酸素が生成されます。
活性酸素は体内の代謝過程において様々な成分と反応し、免疫機能や感染防御の重要な役割を担っていますが過剰になると細胞の老化と損傷をもたらします。
この活性酸素の除去のために、使われるのがビタミンA、ビタミンC、ビタミンEなどの抗酸化物質、そして亜鉛です。
とくにビタミンCは髪の毛の成長にも不可欠な「コラーゲン」や「ケラチン」の生成に必要な栄養素なので、不足すると健康な髪の毛の成長を妨げます。
さらに「亜鉛」もケラチンの合成に不可欠な栄養素で、またAGAの原因となる5αリダクターゼの発生を抑制することのできる大切な栄養素でもあります。
悪玉コレステロール増加
喫煙は悪玉コレステロール(LDL)の割合を高めます。
コレステロールというのは血中に含まれる脂肪分のことを指しますが善玉コレステロール(HDL)と悪玉コレステロール(LDL)、中性脂肪があります。
悪玉コレステロール(LDL)が増えると脂質異常症の原因ともなり、血管自体の損傷および血流悪化につながります。
もう分かりますよね、血行不良はハゲ(薄毛)の原因となります。
電子タバコなら大丈夫なのか?
喫煙がハゲ(薄毛)の原因になることは分かりましたね。

では電子タバコについても見ていくこととしましょう。
そもそも電子タバコとは?
国内では2015年に発売が始まり、めざましい勢いで普及し続けている電子タバコですが、どのようなものか理解していますでしょうか?
一般に電子タバコとか新型タバコといわれるものには2つあります。
ひとつは「電子タバコ」もうひとつは「加熱式タバコ」です。
電子タバコ | 加熱式タバコ | |
分類 | タバコ類似製品 | タバコ製品 |
中身 | リキッド | タバコ葉 |
ニコチン・タールの有無 | 含まない | 含まれる |
代表的な銘柄・機種 | Dr.VAPE VAPORESSO C-Tec |
iQOS Ploom glo |
電子タバコは別名を「VAPE」ともいい、カートリッジ内に入れた香料などを含んだリキッド(液体)を加熱することで発生する蒸気を吸引する製品です。リキッドによって異なりますが様々なフレーバーを楽しむことができます。タバコ葉を使用していないのでニコチンやタールは含んでいません。ですが、ホルムアルデヒドなど健康に影響を及ぼす可能性のある有害物質が含まれているとの報告もあります。※輸入版のリキッドにはニコチンを含むものもあります。
一方で加熱式タバコは、タバコの葉を燃焼させず電気で加熱することで発生した蒸気を吸引する製品のことです。タバコ特有の嫌なにおいや煙が少ないのが特徴です。タバコの葉を使用するためニコチンなどの有害物質も含まれます。紙タバコと比べるとタールはほとんど発生しないので歯にヤニがついたり部屋が茶色くなったりすることは少ないでしょう。
電子タバコもハゲ(薄毛)の原因となる
電子タバコならハゲの原因にならないということはありません。
リキッドタイプの電子タバコ(VAPE)ならニコチンが含まれていないので影響は少ないといえますが、そでれも有害物質は含まれていますので髪の毛への影響というよりも身体への影響を考えるとあまりおすすめはしません。
iQOSやPloomのような加熱式タバコは紙タバコに比べてタール量が少ないとはいえ、ニコチンが含まれているので髪の毛に悪い影響を与えます。紙タバコと同レベルのニコチンが含まれていますので絶対におすすめできません。
薄毛への影響を考えるなら、紙タバコはもちろんですが電子タバコもやめた方が賢明です。
まとめ:禁煙だけでハゲ(薄毛)が治るわけじゃない
タバコ(電子タバコも含む)に含まれるニコチンなどの有害物質は頭皮環境や髪の毛に悪影響を与えることは分かってもらえたと思いますが、禁煙すれば必ずハゲ(薄毛)が治るというわけではありません。
ハゲ(薄毛)の原因は様々です。一番の原因はDHT(ジヒドロテストステロン)によるAGA(男性型脱毛症)ですが、もちろん血行不良による栄養不足も大切な要因となります。
DHTの生成を抑制するためにはその生成に必要な5αリダクターゼを抑制することが重要なことと血行不良による栄養不足が原因なことは繰り返しお伝えしていますが、ニコチンはそのどちらにも悪影響を与えてしまいます。
タバコ(ニコチン)の悪影響
・血管収縮による血行不良を招く
・DHT(ジヒドロテストステロン)の分泌が増える
・防御反応による活性酸素の発生促進→亜鉛・ビタミンが大量に摂取される
・高脂血症による肥満、血行不良を招く
これまで見てきたように、タバコ(とくにタバコに含まれるニコチン)には様々な悪影響がありますので、今タバコを吸う習慣がある方は絶対に禁煙した方がいいというのは間違いありません。
ですが、禁煙だけすればハゲ(薄毛)が治るのかというとそういうわけではありません。
ハゲ(薄毛)の症状というのはそれだけ様々な原因が絡み合っているんです。
本格的にハゲ(薄毛)を治したいなら専門のAGAクリニックに相談してみましょう。
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