【AGA対策の基礎知識】ハゲ（薄毛）の原因を徹底解説！｜知っておくべき予防と対策法

年齢を重ねるとどうしてもいろいろな悩みが増えますよね。

その中でも大きな悩みのひとつが「ハゲ」という問題です！

人の見た目、第一印象を大きく決定づける大切な要素である顔や髪型。

もし「髪の毛が薄い」「ハゲている」ならその印象が強く残ってしまうことになります。

ハゲていることを気にして自分に自信がもてなくなってしまうこともあるかもしれません。

そうなってしまう前に、しっかり予防と対策をしていきましょう。

今回はこの「薄毛（＝ハゲ）の原因」を突き止めていきたいと思います。 まずは「敵を知ること」から始めましょう。

薄毛の原因

薄毛の原因はひとつではありません。

いろいろな要因が複雑に絡み合っている場合もあります。

原因が分かれば予防法や対策が立てやすくなりますよね。

薄毛（ハゲ）の原因として考えられるのは大きく分けると次の3つ。

原因の約9割はAGA（男性型脱毛症）によるものとされていますが、日頃の習慣も軽視できません。

ではそれぞれ詳しく見ていくこととしましょう。

AGA（男性型脱毛症）

薄毛の原因でもっとも多いものはAGA（男性型脱毛症）です。

AGA（男性型脱毛症）とは「AndroGenetic Alopecia」の略で、細かく分けるとAndoroは男性ホルモン、Geneticは遺伝、Alopeciaは脱毛ということになります。

つまり「遺伝と男性ホルモンの影響による脱毛症」という意味。

れっきとした病気ですので、治すには医師による治療が必要となります。

AGAの症状としては

このような症状があればAGAを疑うべきです。

しかもやっかいなことにAGAは進行性の病気（疾患）で、少しずつゆっくりと症状が悪化していきます。

徐々に抜け毛が増え、透けて見える部分（ハゲ）の範囲が広がっていきます。

まだ若いからとか症状があまり出ていないからと油断してはいけません。

手遅れになってしまう前に早い段階で対策を始めましょう。

→AGAの種類

AGAを発症してしまう原因については

男性ホルモン

AGAを引き起こす最大の要因はテストステロン（男性ホルモン）です。

男性ホルモン（テストステロン）は筋肉の増大や闘争本能促進、体毛増加など男性的な心身部分に作用するホルモンで誰でも分泌しているものです。これが減少すると、体力や精力の衰えを招きます。

男が男らしくあるために不可欠なホルモンであり、活力の源でもあるため、テストステロン自体が悪いわけではありません。

問題なのは、このテストステロンに5αリダクターゼ（Ⅱ型）という還元酵素が結合するとDHT（ジヒドロテストステロン）が生成されてしまうということ。

額の生え際や頭頂部にはアンドロゲンレセプター（男性ホルモン受容体）というものがあり、ここにDHTが取り込まれることで、脱毛因子（TGF-β）が増加します。

この脱毛因子（TGF-β）が毛乳頭や毛母細胞の活動を妨げてしまい、結果として髪の毛が正常に育つことなく抜けてしまうということになります。

TGF-βの働きによって、抜け毛が進行するばかりかヘアサイクル（毛周期）が乱れてしまいます。

遺伝

「ハゲは遺伝する」と聞いたことはありませんか？

残念なことにこれは本当の話です。

とくに母親からの染色体に関係するとされて母親の父親（母方の祖父ですね）がAGAだった場合には、隔世遺伝される可能性が高いとされています。アンドロゲンレセプター（男性ホルモン受容体）の感受性が遺伝するということです。

それに５αリダクターゼの活性度に関しては父親からも遺伝することが分かっているので、母方の祖父にハゲている人がいない場合でも、父親がAGAであればその要因を受け継ぐという可能性もあります。

つまり、母方の祖父（あるいはその家系）または父親がAGA（=ハゲている）のであれば、あなたもその性質を受け継いでいる可能性が高いということになります。

AGAの原因は遺伝だけではありませんし、悲観することはありません。

気になり始めたら早めに予防と対策をすればいいだけです。

遺伝以外の原因も探っていきましょう。

生活習慣による血行不良

髪の毛が成長するためにはタンパク質などの栄養素が不可欠です。

とくに毛根にある毛母細胞に必要な栄養素が届かなければ髪の毛が成長することはありません。

頭皮を畑に例えるなら、髪の毛は野菜や植物、頭皮は土、毛根は根っこにあたります。

植物が育つためには肥料や土壌の環境が大切ですよね。

それと同じで、髪の毛の成長にも十分な栄養が必要なんですよ。

そして、その栄養素を届ける役割を果たしているのが血液（毛細血管）です。

血流が悪ければ、毛母細胞は細胞分裂ができず、髪の毛が成長できなくなってしまいます。

血行不良を引き起こすのは次のような生活習慣なので見直してみましょう。

運動不足

普段から運動する習慣がないと全身の血行が悪くなりますので、もちろん頭皮の血行不良にもつながります。

とくにデスクワークの人などは注意が必要ですよ。

ウォーキングやジョギングなど簡単な運動をしてみたり、筋トレを始めてみるのをおすすめします。

偏った食生活

食生活の乱れも血行不良の原因です。

インスタント食品や脂っこい食事、野菜類を食べないなどといった偏った食生活をしていませんか？

脂質や糖質の多い食事は血糖値を高めたりコレステロール値を高めてしまいます。

気がつかないうちに血液がドロドロになってしまっているかもしれません。

ドロドロした血液では髪の毛に十分な栄養が届きにくくなってしまいますし、頭皮だけの問題ではなく健康そのものに悪影響を及ぼします。

深刻な場合には動脈硬化や心筋梗塞などの疾患を引き起こすこともあり。EDの原因ともなります。

そうならないためにもタンパク質が多く脂質の少ない食材や緑黄色野菜などを積極的に取り入れたバランスの良い食事を心がけましょう。

→髪の毛に良い食事

喫煙と飲酒の習慣

タバコを吸う習慣のある人はこの機会に禁煙することを強くおすすめします。

タバコに含まれているニコチンには血管を収縮させるはたらきがあり、血行を悪化させます。

絶対にやめた方がいいです。

お酒に関しては適量であれば精神的なストレス解消にもなり血行も良くなりますので大丈夫ですが飲み過ぎは厳禁です。

過度なアルコール摂取は抜け毛の原因ともなります。

ストレス

仕事や人間関係などが複雑に絡み合う現代社会においては全くストレスを感じずに過ごすことはなかなか難しいですよね。

でも、ストレスのためすぎは自律神経を乱すことになり、血流悪化にもつながります。

自律神経には交感神経と副交感神経がありますが、交感神経が優位になると身体は緊張状態となり、血流が悪くなるんです。

趣味に没頭するとか、運動するなどして上手にストレスを解消していきましょう。

ゆっくりお風呂に浸かるなどして、リラックスするのもいいと思います。

睡眠不足

それから睡眠不足も自律神経を乱すことになり血行不良の原因となります。

自律神経は昼間（活動時）には交感神経が優位に働き、睡眠時には副交感神経が優位に働くことでバランスを保っています。

質の良い睡眠が十分にとれなくなると、このバランスが崩れてしまうんですね。

しっかり寝て十分に身体を休めましょう。

頭皮環境の悪化

頭皮環境の悪化もハゲの原因となります。

髪の毛は頭皮から栄養を受け取って細胞分裂を繰り返すことで成長するんでしたよね。

その頭皮の環境が悪いと髪の毛の成長に悪影響を及ぼします。

頭皮が硬い

頭皮が硬くなっている場合は、血液の量が少なくなっていることが考えられます。

血流が悪いと十分な栄養が届きにくくなり、髪の毛の成長を妨げます。

また、メラニン色素の働きも弱まるために抜け毛が増えるほか、白髪も増えてしまいます。

予防法としては頭皮マッサージを行ったりすると効果がありますよ。

髪の毛がベタついていたり、フケが多くかゆみがある

「頭皮がベタベタして脂っぽい人はハゲやすい！」と考えられています。

毛根に皮脂が詰まってしまい髪の毛の成長の妨げになるということです。

だけど、皮脂というのは本当に悪者なのでしょうか？

頭皮といっても皮膚なので、基本的には肌と同じです。

皮脂は、毛穴の内部にある皮脂腺から肌の表面に分布される薄い膜のようなものです。この薄い膜は肌の水分の蒸発を防ぐ役割を果たしていますし、外部からの刺激から守るバリアの役割もあります。

多すぎる場合には脂漏性皮膚炎という炎症を引き起こし、フケやかゆみ、赤みのなどの症状が出ます。

さらにこのことが原因となり脱毛につながることもあります（脂漏性脱毛症）

必ずしも皮脂が悪者というわけではありませんが、多すぎても少なすぎても良くありません。

水分と油分の適度なバランスを保つことが大切なんです。

→頭皮ケアを考える

まとめ

男性の多くが悩む薄毛（ハゲ）の原因についてお伝えしてきました。

原因が分かれば予防したり、改善することができますよね。

手遅れになってしまう前にしっかり対策していきましょう。

大まかに分けるとこのようなことが原因となります。

まずは、生活習慣を見直すことから始めてみましょう。

それと同時に頭皮環境をシャンプーや育毛剤などで整えて健康な状態に。

AGA（男性型脱毛症）だと分かっているならば、発毛剤などを使って対策しましょう。

それでもダメなら、専門のクリニックに相談してみるのもいいと思います。

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