今ではAGA(男性型脱毛症)は治療できる時代になりました。
治療できるのは専門のAGAクリニックです。
意外と知られていないと思いますので、今回は「AGAクリニックで行われる治療について」少しお伝えしていきたいと思います。
AGA治療って何をするの?
AGAクリニックで行われるAGA治療では具体的にどのようなことが行われるのでしょうか。
症状の程度などによって違いはあるでしょうが、基本的にはお薬を処方する投薬治療となります。
お薬の処方だけなら皮膚科などでも処方してくれる場合がありますが、専門医ではありません。
AGAクリニックでは専門の医師があなたの髪の毛の状態を診察した上で適したお薬を処方してくれますので安心感が違います。
専門のAGAクリニックによっては、より発毛効果を高めるためのメソセラピー療法やHARG療法といった方法や自毛植毛といった治療法も行われています。
AGA治療法の種類
ひとことにAGA治療といってもそのアプローチは様々で、髪の毛を状態やAGAの進行状況によって変わってきます。AGAクリニックでは診察のうえ、最適な治療法を提案してくれますので安心できます。
カウンセリングを無料で行ってくれているところも多いので、まずは相談だけでもしてみていかがでしょうか?
では実際にAGAクリニックではどのような治療が行われているのか見ていきましょう。
投薬治療
基本的にはAGA治療薬を処方する投薬治療がメインです。
投薬治療で用いられるAGA治療薬としては大きく分けて2つのアプローチがあります。
ひとつは「薄毛の進行を抑制する治療薬」もう一つは「発毛を促す治療薬」です。
薄毛の進行を抑制する治療薬
少しおさらいしておきましょう。
AGAの最大の原因は、5αリダクターゼという酵素によって悪玉男性ホルモンであるDHT(ジヒドロテストステロン)が生成され、脱毛因子(IGF-β)を生み出すことで正常なヘアサイクルを短くしてしまうことにあります。
AGA治療薬はこの5αリダクターゼを阻害し、DHTの生成を抑制することで抜け毛を防ぎ、ヘアサイクルを正常に戻すことで新しい毛を発現させることを目的としています。
■ フィナステリド内服薬
フィナステリドにはこの5αリダクターゼ(Ⅱ型)の生成を阻害する働きがあります。DHTの材料となり得る5αリダクターゼを阻害することでDHTの生成を抑制することで抜け毛を防ぎ正常なヘアサイクルに戻すことが期待されます。
一般的にはこのフィナステリドを主成分としたプロペシアの方が有名かもしれません。
副作用としては、性欲減少、勃起障害(ED)、射精障害、肝機能障害などが挙げられます。
■ デュタステリド内服薬
デュタステリドもまた5αリダクターゼの阻害を狙ったものですが、フィナステリドが5αリダクターゼ(Ⅱ型)を阻害するものであったのに対しデュタステリドは5αリダクターゼⅠ型・Ⅱ型の双方の阻害に作用します。
当然ながらその効果も高く、フィナステリドと比べると1.6倍ほどの発毛効果があるとされています。
副作用としては、性欲減少、勃起障害(ED)、射精障害、肝機能障害などが挙げられます。
フィナスリド内服薬およびデュタステリド内服薬ともに「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017版」では推奨度Aとされています。
発毛を促す治療薬
「薄毛の進行を抑制する治療薬」であるフィナステリドやデュタステリドが「守り」の薬だとしたら「攻め」にあたるのが「発毛を促す治療薬」であるミノキシジルです。
ミノキシジルは血管を拡張させて血流を促進する働きをもっています。血行促進により毛母細胞を活性化し、毛母細胞の壊死(アポトーシス)防止につながります。
ミノキシジルには頭皮に塗る外用薬と飲む内服薬とがあります。
■ ミノキシジル外用薬
外用薬としては市販されている発毛剤(リアップとかが有名ですね)にも配合されている成分です。厚生労働省からも認可され「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017版」においても推奨度Aとされている治療法になります。
副作用としては、頭皮の発疹、赤み、かゆみ、めまい、心拍増加などがあります。
■ ミノキシジル内服薬
内服薬は血管を通じて毛乳頭に直接効果を発揮するため、外用薬よりも高い発毛効果が期待できると考えられています。しかし、内服薬は国内では未認可薬となりますので、医師の指導・診断が必要ですが適切に服用していくことで安全により高い効果が望めます。前述のガイドラインの推奨度としてはDです。
副作用としては、多毛症(全身の体毛が濃くなる)、むくみ、吐き気、血圧低下などがあります。
育毛メソセラピー療法・HARG療法
AGA専門クリニックの中には頭皮に薬剤(有効成分)を直接注入する治療を行うところも増えてきています。
それが「育毛メソセラピー」や「HARG療法」です。
注射器などを使って直接注入することで頭皮の深部皮膚層まで浸透させることができ、頭皮にミノキシジルを塗るよりも効果的です。またフィナステリドやデュタステリドといった飲む治療薬と比べて身体への負担が少ない(=副作用がない)というメリットがあります。
「育毛メソセラピー」と「HARG療法」とでは注入する薬剤が違います。
育毛メソセラピーで使われるのはメソカクテルと呼ばれる有効成分で、ビタミン類やタンパク質、アミノ酸などがブレンドされて配合されています。クリニックの中にはミノキシジルを配合しているところもあります。直接頭皮に注入することで髪の毛にハリやコシを与え健康的な髪の毛の成長を促進します。
HARG療法で使われる薬剤は「HARGカクテル」と呼ばれていて、ヒト脂肪幹細胞から抽出した「成長因子AAPE」を含むタンパク質やビタミン類、アミノ酸などもブレンドされた有効成分。直接頭皮に注入して毛乳頭細胞を再生し、自身の毛髪を再生させる治療です。
つまり「ヒト脂肪幹細胞から抽出した成長因子」が含まれているかどうかというところが決定的な違いとなります。
ちなみにHARGというのは「Hair Re-generative therapy」の略で毛髪再生医療を意味しています。
HARG療法で使われるHARGカクテルは成分の構成が決まっています。一方で育毛メソセラピーには明確な定義がなく、クリニックによっては使用している薬剤が異なります。オリジナル発毛カクテルを採用しているところもありますので、詳しくは各クリニックにお問い合わせください。
また育毛メソテラピー、HARG療法ともに、基本的には髪の毛を生やす「攻め」の効果を期待しているものですので、フィナステリドなど「守り」の薬との併用も推奨されます。
費用も大きく異なります。
治療は1回だけで終わりません。1ヶ月に1回施術するとして早くて3ヶ月位から発毛効果を実感できるといいますが、継続して6~12回(半年~1年間)程度が推奨されています。
「育毛メソセラピー」 … 20,000~80,000円/1回
「HARG療法」 … 80,000~150,000円/1回
いずれにしても、仮に1年間の治療を行ったとすれば、かなり莫大な金額になります。
メリットも確かに大きいですが、費用がかかるのが最大のデメリットといえるでしょう。
植毛手術
AGAが重度に進行してしまっている場合や薬物による治療でも効果が見られなかったような場合は「植毛」という選択肢もあります。
手術療法による植毛術には「自毛移植法」と「人工毛移植法」がありますが、人工毛に関しては拒絶反応を起こす事例が多く、自毛植毛が推奨されています。
自毛移植では、後頭部(頭の後ろ)などから健康な毛根を採取し、髪の毛の薄い部分に移植する方法となります。
いずれにしてもかなりの費用がかかりますので、最終手段だと考えてくださいね。
AGA治療薬は専門のクリニックで
今はAGA(男性型脱毛症)はお薬による治療で治せる時代です。
ハゲ(薄毛)に悩む男たちにとっての救世主ともなるAGA治療薬ですが、一体どこで入手できるのか?
ミノキシジル配合の外用薬(大正製薬のリアップなど)はドラッグストアなどで医師の処方を受けた上であれば購入することができます。ですが、AGAの治療には「攻め」のミノキシジルのほかにも「守り」のフィナステリド(あるいはデュタステリド)も重要、というか不可欠です。
このフィナステリドやデュタステリドはAGAクリニックで処方してもらう以外では購入できません。(入手可能な皮膚科も一部あります)
まずはAGAクリニックに相談の上、処方してもらいましょう。
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個人輸入はおすすめできない?
最近ではインターネットを通じて海外製のフィナステリドやミノキシジル内服薬を個人輸入代行業者から購入することもできます。しかもAGAクリニックよりも比較的安いです。
ですが、次のようなリスクもあります。
個人輸入のリスク
・粗悪品や偽造品のおそれもある
・厚生労働省から注意喚起が出されている
・健康被害が起きたとしても自己責任になる
ざっくりまとめるとこのようなリスクがありますが、詳しくはこちらを。
安心安全に手に入れたいなら、やはりAGAクリニックで処方してもらうのが一番です。