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肌の構造と皮膚バリア機能を理解することが美肌への最短ルート!美肌は一日にしてならず

きれいな肌のことを「美肌」や「美白」と呼んだりします。

具体的には美肌ってどんな肌のことなのか答えられますか?

そこで今回は当サイトにおける美肌の定義をお伝えするとともに、皮膚の構造や仕組みについて触れておきたいと思います。

美肌の定義とは?

美肌とよべる条件としては次の5つを満たしているものと考えます。

1 潤いのある肌
2 なめらかですべすべした肌
3 ハリや弾力がある肌
4 血色がよく透明感のある肌
5 シミやシワ、ニキビなどの肌トラブルがない肌

すべてを満たすのは簡単なことではありませんが、これら美肌の条件をクリアできるように日々のお手入れを継続していきましょう。

肌の構造

美肌を目指す上で肌の構造や仕組みを理解しておくことは大事です。

まずは肌の構造について見ていきたいと思います。

肌は大きく分けて、表皮・真皮・皮下組織の3つの階層に分けることができます。

肌の状態を決定づけるのはこのうちの表皮と真皮です。

この表皮の中はさらに細かい層で成り立っています。

美肌の条件にあげた項目ごとに対策を見ていくとともに肌のしくみを解説していきますね。

うるおいのある肌のために

うるおいのある肌というのは水分量が十分な肌のことです。

肌のうるおいを保つのに大きな役割を担っているのが表皮の一番外側にある角層(角質層)とその表面にある皮脂膜です。

皮脂膜

皮脂膜は、皮脂腺から分泌された皮脂と、汗腺から分泌された汗などが混じりあってできています。

肌の過剰な水分の蒸散を防ぎ、うるおいを保ちます。

また、ほこりや細菌から守る役割もあります。

このため、皮脂膜が適度にある肌はしっとりとうるおい、なめらかな肌触りになります。

皮脂が多すぎると脂っぽくベタついた感じとなり、汚れがたまりやすく、ニキビや吹き出ものができやすくなったりします。

逆に、少なすぎるとカサついたりして、肌を保護する力も弱まってしまいます。

皮脂膜=皮脂+汗

角質層でつくられる水分の蒸散を防ぐ!

角層

肌の水分量を決めるのは角層です。

角層細胞が10~20層重なって角層を作り上げています。

角層細胞はNMF(天然保湿因子)やケラチン(タンパク質)で構成され、それを埋めるように細胞間脂質があります。

NMF(天然保湿因子)

表皮の奥深くにある基底層で生まれた角化細胞が有棘層、顆粒層を経て分解された結果、生成されたアミノ酸が主成分となってNMF(天然保湿因子)となります。

いわば「天然のうるおい成分」です。

肌の水分を保つ大切なNMFですが、残念ながら加齢とともに減少していってしまいますので、外部からのケアも必要になってくるんですね。

細胞間脂質

角層を構成する角層細胞の間には、「細胞間脂質」という脂質があります。

角層細胞の隙間を埋めるように規則正しく並んでいて、水分をはさみこむことでしっかりと閉じ込めています。

そしてこの細胞間脂質の50%を占めているのがセラミドという成分になります。

肌のうるおいを保つためにはこれらの皮膚バリア機能を正しく保つことが重要になってきます。

皮脂膜
NMF(天然保湿因子)
細胞間脂質

キメが細かくなめらか肌

なめらかですべすべの肌はやはり美肌の特徴ですよね。

肌を柔らかく、すべすべに保つにはキメを細かくする必要があります。

そのためには表皮のターンオーバーが重要です。

表皮は一定の周期で生まれ変わります。この周期のことをターンオーバーといいます。

理想的なターンオーバーは約28日間とされていて、遅すぎても早すぎてもよくないんです。

表皮の奥にある基底層では日々新しい細胞が生まれ、有棘層、顆粒層へと形を変えながら約2週間で角層にたどり着きます。

さらに角層で2週間とどまり続け、肌の水分を保護するためにはたらき、役目が終わるとアカ(垢)となってはがれます。

この一連の流れがターンオーバーという生まれ変わりのメカニズムなんです。

ターンオーバーが乱れると…

正常なターンオーバーは約28日間。

このターンオーバーの周期が乱れてしまうと、いつまでも古い角質が皮膚表面に残ってしまうために、キメが粗くなってしまいます。

また、シミやシワの原因ともなります。

こどもたちの肌ってすべすべしてますよね。外で遊んで紫外線を浴びてもシミにならないですよね。

これは新陳代謝がいいからなんですよ。

年齢を重ねるとどうしても新陳代謝が悪くなり、正常なターンオーバーが保てなくなります。

血色が良く、白く透き通った肌

透き通るような透明感のある肌ってやっぱり理想ですよね。

肌の色は紫外線の影響などもありますが、いわゆる「くすみ」も問題になります。

くすみとは、顔全体や目のまわり、頬などにできてしまう現象で肌の赤みが減って黄みが増したり、肌のツヤや透明感が少なくなる状態のことをいいます。

加齢による老化や肌荒れなどにより角層が厚くなることでメラニンの影響で肌の色が暗くなったりしますし、血行が悪いことも原因となります。

くすみにもいろいろなタイプがあって、それぞれに原因も対策も違いますので、まずはくすみのタイプを見極めましょう。

シミ・シワのない肌

これも美肌のための重要項目です。

シミの多い肌では若々しく見えませんよね。

シミ

シミになる大きな原因は紫外線です。

表皮のなかにある基底層には、メラノサイト(色素形成細胞)というものがあります。

肌が紫外線による刺激を受けると、メラノサイト内ではメラニンをたくさん作り出します。

これは紫外線に対する防御本能ともいえ、肌を黒くすることで肌の内部にダメージが届かないようにするためのものなんです。

通常は肌のターンオーバーによりアカ(垢)などと一緒に排出されるものですが、定着してしまうと完全に取り除くことは難しくなってしまいます。

理想としてはシミができる前に日焼止めなどで対策をすることと正常なターンオーバーを維持することが重要です。

シワ・たるみ

シワの多い肌も若々しく見えません。

じつはシワの原因は大きく分けて2つあるのですが、1つは「表皮性のシワ」、もう1つは「真皮性のシワ」です。

表皮性のしわは目元や口元などにできやすい細かく浅いしわのこと、いわゆる小じわです。

この原因の多くは乾燥によるものなので、保湿をしっかりすることで対策できます。

真皮性のしわは額や目尻、口元、頬、眉の間などにもできやすい深いしわのことです。

この原因は加齢や紫外線などの影響で真皮内のコラーゲン繊維やエラスチン線維がダメージを受け、肌の柔軟性や弾力性が失われていることにあります。

ハリや弾力がある肌

肌のハリや弾力に大きく影響するのも真皮にあるコラーゲン線維やエラスチン線維、ヒアルロン酸になります。

真皮は肌(皮膚)の約95%もの割合を占めていて、肌の本体ともいえる部分です。

この真皮の約70%はコラーゲン繊維でつくられています。このコラーゲン繊維をつなぎ止めているものがエラスチン線維。

この2つは網目状の骨組みのような形になっていて、その隙間を埋めるようにヒアルロン酸などのゼリー状の物質である基質が満たされています。

コラーゲン繊維、エラスチン線維、ヒアルロン酸などの真皮を構成する成分を生み出す役割をしているのが線維芽細胞です。

真皮はいわば肌のクッションともいえる役割を果たします。

衰えると、肌のしなやかさや弾力が失われてしまいます。

対策としては、衰えて失われがちなコラーゲンやヒアルロン酸を補給してあげたりすることが有効です。

この2つが含まれているスキンケア商品を選ぶことで改善が期待できます。

また、線維芽細胞を生み出すためには十分な栄養素が必要です。

日頃の食生活で足りない場合にはサプリメントなども検討してみましょう。

美肌を目指すためにできること

美しい肌(美肌)になるための方法は大きく分けると5つ

毎日の適切なスキンケア
良質な睡眠
バランスのとれた食生活
紫外線対策
生活習慣の見直し

毎日の適切なスキンケア

まずはスキンケアを正しく行いましょう。

基本は洗顔と保湿です。

ぬるま湯で洗う
よく泡立てて使う(肌を擦らないように泡を転がすイメージで)
化粧水や乳液でしっかり保湿

スキンケアはすぐに効果が出るわけではありません。

大事なのは継続すること。

「1日くらいサボっても大丈夫…」とか思わないでくださいね。

日頃の積み重ねがものをいいますからね、信じて継続していきましょう。

質のよい睡眠

!美肌は寝ている間につくられる!

美肌のためには、質がよく十分な睡眠が必要です。

睡眠不足や質の悪い睡眠が続くと肌に悪い影響を与えてしまいます。

睡眠中には美肌に必要な2つの重要なホルモンが分泌されます。

① 成長ホルモン
② 睡眠ホルモン

成長ホルモン

成長ホルモンはその名の通り、細胞の成長を促進します。

【成長ホルモンの役割】
①抗利尿作用で体内の水分蒸散を防ぎ、肌ツヤを改善する。
②肌の水分保持量を増やす。
③皮膚のターンオーバーを促進する。

成長ホルモンには新陳代謝を高めて肌のターンオーバーを正常に導き、日中に受けた紫外線などのダメージを修復するはたらきがあります。

またこれにより、NMF(天然保湿成分)やコラーゲンの生成が促進されます。

睡眠ホルモン

この成長ホルモンの分泌を促進させるものが睡眠ホルモンといわれているメラトニンです。

【睡眠ホルモン(メラトニン)の役割】
①質の良い睡眠をもたらし成長ホルモンの分泌を促す。
②活性酸素を除去する。
③肌の老化を遅らせる。

一般的には睡眠時間は7時間程度が好ましいとされていますが、これには個人差があります。

人によっては5時間で十分な人もいれば、10時間くらい寝ないと調子が悪いという人もいるでしょう。

自分のベストな睡眠時間を把握しておくことも重要です。

とはいえ、メラトニンの分泌が多くなるのは深夜1時~3時とされていますので、少なくともこの時間帯には深い眠りについていることが求められます。

さらにメラトニンは眠りについてから3時間ほどで分泌されます。

このことから逆算すると、理想的には夜10時頃には眠りにつき、朝6時頃に起床するのが望ましいといえます。

!より質の高い睡眠のために!

紫外線対策

そして、お肌の大敵である紫外線への対策を欠かさずに行いましょう。

紫外線は肌荒れ、乾燥などの肌トラブルやしみやしわ、たるみといった老化の原因となります。

そのしくみを解説しましょう。

紫外線を浴びると、肌(皮膚)の中では活性酵素が発生します。

この活性酵素は細胞にダメージを与えてその活動を弱めるとともに、コラーゲン繊維、エラスチン線維などを分解する酵素をも産生します。

その結果として、肌は弾力を失い、乾燥してしまいます。しわたたるみの原因ともなってしまいます。

もちろん、紫外線の刺激を受けて生成されるメラニンがターンオーバーの乱れで排出しきれなくなってしまうと、濃いシミとして残ってしまいます。

そう。肌の最大の敵は紫外線なんです。

紫外線は一年中降り注いでいます。とくに紫外線の強い6~8月はもちろんですが、秋から春の間でも油断はできません。

しっかり日焼止めを塗ったり、直射日光を避けたりして、紫外線から肌を守りましょう。

!紫外線UV対策はこちら!

バランスのとれた食生活

正常な肌、美肌を目指す上で、バランスのとれた食事を心がけることはとても重要です。

もちろん肌のためだけではなく、髪の毛や体全体の健康のためにも食生活を見直しましょう。

タンパク質、ミネラル、ビタミン類などをバランス良く取り入れることが必要です。

美肌のためにとくにおすすめしたい栄養素はビタミンAとビタミンCです。

・ビタミンA 抗酸化作用があり、肌や粘膜を正常に保ちます。
       ほうれん草やにんじん、レバーなどに多く含まれます。
・ビタミンC 抗酸化作用があり、コラーゲンの生成を促進します。
       レモンなどの柑橘類やブロッコリーなどに多く含まれます。

!効果的な効果的な食べ物は?

生活習慣の見直し

どんなに高い化粧品を使っても、食生活に気を遣ったとしても、日頃の生活習慣が悪い影響を及ぼすことも少なくありません。

本気で美肌を目指すならば、まずは自分の生活習慣を見直してみましょう。

改善すべき生活習慣

ストレス過多
睡眠不足
運動不足
過度な飲酒
喫煙

この現代においてストレスをまったく感じずに日々過ごせる人などいないと思いますが、あまりため込まずに上手に発散させていきましょう。

ジョギングしてみたり筋トレしてみたりするのはとてもいい習慣だと思いますし簡単にできます。

難しいのは禁煙でしょうか?

いや、しかし、タバコは本当に肌には悪い影響しか与えませんので、やめれるなら絶対にやめましょう!

!その理由はこちらに!

正しい知識を身につけて、本気で美肌を目指せ!

今回も長くなりましたが、美肌になるための基礎知識として考えて頂けたらと思います。

肌にはいろいろなトラブルがありますし、いつまでも若々しくいるためには少しでも肌を美しく保ちたいものです。

そのためには肌のしくみやトラブルの原因を理解しておく必要がありました。

美肌とは

1 潤いのある肌
2 なめらかですべすべした肌
3 ハリや弾力がある肌
4 血色がよく透明感のある肌
5 シミやシワ、ニキビなどの肌トラブルがない肌

基本的には皮膚バリア機能を保ち、肌のターンオーバーを正常にすることでさまざまな肌トラブルは防げる。

でも年齢を重ねるとどうしてもそのバランスが崩れてきてしまう。いわゆる老化というものです。

この老化に抗い、戦うことこそが美肌への向き合い方となります。

そして美肌を目指すためにできることは

1 毎日の適切なスキンケア
2 良質な睡眠
3 バランスのとれた食生活
4 紫外線対策
5 生活習慣の見直し

考えれば当たり前のことですが、これがなかなかできていないんですよね。

そして美肌への道は1日にしてならず。

日々の積み重ねが必要になりますので、あきらめずに継続していくことが大事です。

 

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